長崎県の野鳥
長崎県には、多くの種類の生きものたちが、県境を越え、国境を越え、空から、海から長い旅を経て姿を見せてくれる。
秋になると北方からカモ類をはじめとする冬鳥が、また春、初夏には南方からツバメ、ホトトギスなどの夏鳥がやってくる。特に、春と秋には、鹿児島県出水地方とシベリア地方を行き来するたくさんのマナヅルやナベヅルが、長崎県の上空を通過したり、県内で羽を休めたりしている。さらにハチクマ、アカハラダカなどのタカ類や、ヤマショウビンやオウチュウ、コウライウグイス、ヤツガシラなど日本では珍重とされる旅鳥も渡りの経路としている。
長崎県では県内で観察される野鳥を紹介した本を発行している。
- 発行日:平成7年5月
- 発行:長崎県自然保護協会(長崎県自然保護課内)
※現在は販売されていません。図書館等で閲覧することができます。